睡眠時無呼吸外来
月曜日~木曜日にかけて睡眠時無呼吸外来 (SAS外来) を行っています。受診の際は下記、診療時間内にご来院ください。
診療時間
AM9:00~12:00/PM14:00~18:00 (最終受付は15分前です。)
睡眠時無呼吸症候群 (SAS) とは
睡眠時無呼吸症候群 (以降SAS) とは、睡眠中に数十秒間呼吸が止まり、それを繰り返すことで酸欠となり熟睡できない病気を指します。多くの場合、寝ているときに喉の空気の通り道が狭くなり、喉をふさいでしまうことが原因として挙げられています。また夜間、酸欠の状態が続くことで様々な病気を引き起こします。
〈注意の必要な症状〉
・いびき、寝ているときの呼吸が止まる
・なかなか寝付けない
・夜中に何度も目が覚める
・夜間頻尿
・動悸、寝汗
・起床時の頭痛
・日中の強い眠気や倦怠感
検査について
SASが疑われた場合、まず睡眠時酸素濃度の測定検査を行います。指にセンサー機器をはめ、寝ている間の酸素濃度の変化を調べる検査です。機械を貸出し、在宅で行うことができるため入院の必要はありません。
上記検査の結果次第で無呼吸・低呼吸が疑われた場合は生活指導を行います。中等度以上の障害では終夜脳波検査 (フルPSG検査※) をご提案させて頂き、ご了承後に検査入院となります。1泊入院のため、翌日には退院可能です。
入院検査後、重症度が中等度以上と診断が確定した場合、CPAP療法での治療を開始いたします。この療法は、CPAPマスクと付属の機械を貸し出し、就寝時に鼻にCPAPマスクを装着して行います。マスクを介し、空気を送ることで気道を広げ無呼吸を発生させないようにすることが目的です。
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※フルPSG検査 (終夜ポリソムノグラフィー検査)
SASの病態や重症度を確認する検査になります。主に睡眠状態や呼吸状態、脳波、血圧の変動等を確認します。
また当院の検査装置は従来機種に比べ、大幅に軽量化しているため装着時の不快感の軽減、行動の自由度が改善されています。装着後の食事やトイレ等も可能です。
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検査の流れ
外来診療
問診や病状からレントゲン検査、採血検査等を実施
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自宅にて貸し出し機器を使用した夜間酸素飽和度検査の実施
(他院ですでに診断を受けている方は診療情報提供書(紹介状)をお持ちください。)
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検査の結果次第で生活改善の指導や入院の上でフルPSG検査の実施
検査入院の場合、退院2週間後の外来診療時に結果説明となります。病態の重症度によりCPAP療法のご案内をさせて頂きます。
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